アドラー流 たった1分で伝わる言い方

スポンサーリンク
読書

私の生き方を変えたと言っても過言ではないとアドラーの心理学。有名なのは嫌われる勇気ですが、この本はそれを実際のコミュニケーションで使うならどうすればいいかを教えてくれます。

「よくやったね」「うまくできたじゃない」「がんばったね」「さすがだね」という言葉はよく使います。でもこれは、全て上から目線の評価した言葉。これを尊敬、信頼、共感をベースに相手を勇気づける言葉に変換する必要があります。

アドラーは劣等感のことを「健康で正常な努力と成長の刺激」で「全ての人は劣等感を持ち、成功と優越性を追求する。このことがまさに精神生活を構成する」と言っています。ついついできる人が目の前に現れたら、自分に自信をなくし、卑屈になったりしてしまいますが、それは自分の成長の糧と思い、真摯に物事に向き合いたいものです。

「どんな相手にも伝わる言い方9つのポイント」から気になった部分を抜粋

1、ダメ出しではなく、ヨイ出しをする:小さいことでも良いことに注目し、そこを適切なタイミングで伝える

2、ほめるより、勇気づけをする:貢献に注目することや共感だけでなく、失敗したことも受け入れて伝える

3、「私」を主語にして伝える:そうした方が、気持ちよくストレートに伝わる

4、叱るときは「私は正しい!」ではなく「私はこう思う!」:どう改善して欲しいか、どうしてなのか、どう思っているのかを伝える

総括して最初のフレーズをアドラー流に変えると、下記のようになります。

「○○さんの今回の結果、私もとっても嬉しい」

「○○さんがしてくれたこと、とても助かるよ」

「□□は、○○さんが努力してきたところですよね」

なかなか、自分でも駄目なフレーズばかり使っていて、気をつけないといけないなぁと思うことが多々あり、勉強になる本でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました