結果を出すリーダーはみな非情である(冨山和彦)ーキーパーソンは課長

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読書

結果を出すリーダーはみな非情である

著者は産業再生機構のCOOになったことで良く知られている冨山和彦氏。僕は遠い親戚みたいです。会ったことないですけど。
本書では、著者が企業を再生する過程で感じた、結果を出すための実行力をどうつければ良いか、なぜ若い時からリーダーシップを発揮しないといけないのかについて書いている。

なぜ若いうちからリーダーシップが必要なのか

課長クラスこそが変革の担い手である。それは上下から一次情報が集まるからである。中間管理職と言えど、社長の目線で物事を考えなければならない。

現実を直視する

トップリーダーを目指し、真のミドルリーダーとして自分を本気で磨くか、管理職など目指さずに現場スキルの職人芸で勝負するのか、はっきりさせたほうがいい。

リーダーの不可欠な資質

論理的な思考力、合理的な判断力。それには訓練が必要。捨てることにこそ戦略の本質がある。

引き算の戦略思考

戦略的意思決定というのは、何を優先させるか、あるいは右か左かどちらかに進むかという議論であり、何かを捨てなければならない。要するに、引き算の意思決定をしなければならない。捨てるというのは、究極の優先順位づけの方法である。

まとめ

ちょっと目線が高いところにある本であったため、すぅーと入ってきにくかった。でも、戦略的意思決定で捨てるという引き算の意思決定が必要というのはなるほどと思ったし、リーダーシップはもっと俯瞰したものであるべきというのもよくわかった。
自分が中間管理職になった時のことを考えて、もっと深く考える練習をしないといけないですね。

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