モチベーション革命(尾原和啓)

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読書

「稼ぐために働く」私はまだ辛うじてこの世代です。

本書は、「稼ぐために働きたくない」という「乾けない世代」がどのようなモチベーションで仕事をしているかを書いています。

乾けない世代とは、生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」という著者の造語です。

 

人間の欲望は、「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つからなり、乾けない世代は、うしろの3つを重視しています。

この世代を我々のような世代が、どうマネジメントすれば、成果を上げることができるか。この点が非常に興味深かったです。

 

以下、気になった点を抜粋。

 

ビジネスはアイデアが大事、から、インサイトが大事と変わってきています。このインサイトを掘るためには、前述の没頭が必要。

乾けない世代は、他人から見れば非効率かもしれないがどうしてもやりたいという偏愛とも言える嗜好性を持っていて、それを突き詰めることが得意分野。

 

グローバル革命⇒インターネット革命⇒人口知能革命⇒実世界指向革命へ

デジタルでも紙の質感を保てるようになる。

 

VUCAの時代には現場の変化に敏感に対応できる瞬発系チームが必要。

最前線にいる人が気づいたユーザーのインサイトをできるだけ早くアイデア化して実現させていく。

 

他者の理解を広げるためにストレングスファインダーや偏愛マップ、トリセツなどを利用する。

各人の得意分野を把握する。

 

自立とは依存先を増やすこと。自立して生きていくことは、何も依存しないことではない。

 

世の中の人にとって「新しい意味」をもたらすものは、人との違いや、ズレから生じる「好き」や「歪み」

それが確固たる強度なものへと成長するまではアウトプットしない。

 

生きがいとは、「大好きなこと」「世界が必要としていること」「稼げること」「得意なこと」の4つが交わるところに生み出される。

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