運動やダイエットを習慣化してしまうのはなかなか難しい。でも、悪い習慣をやめるという考え方がなかなか面白かった。
例えば、ダイエットは、「食べ過ぎ」という習慣をやめることが習慣化できれば自然と体重は減っていく。10kg痩せるという目標を立ててしまうと、それを達成すれば終わってしまい、リバウンドする可能性は高いという。食べ過ぎ習慣をやめることを習慣化することが大事。
悪い習慣がやめられない理由とは
1、習慣引力の法則・・・人間の脳は変化に抵抗する
2、意識・無意識のバランス・・・無意識は現状を維持しようとする
3、欲望と理性の戦い・・・欲望は理性より強い
悪い習慣をやめるためには、欲望に勝つこころを身につけ、無意識がいつも通りと認識するまでやめ続けることが必要。
やめたい習慣の3分類
1、行動習慣(1ヶ月)・・・ネットサーフィン、無駄遣い、先延ばし
2、身体習慣(3ヶ月)・・・タバコ、食べ過ぎ、飲み過ぎ
3、思考習慣(6ヶ月)・・・イライラする、クヨクヨする
3分類でやめるための期間が異なる。その中で、禁欲期、無気力期、安定期、倦怠期があることを押さえ、習慣化していく。
習慣化を始める前に押さえるべき3つの原則
1、一度に1つの習慣に取り組む
2、センターピンとボトルネックを明確にする
3、目標達成ではなくプロセスに集中する
こころの体力をつけ、骨太の理由を作ること、また、心理的メリットを得る代替行動(スイッチング)を用意しておくことも必要。
あとは、悪い習慣をやめるための事例を書いていました。
習慣付けを体系的に学ぶのに適している本でした。
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