夢を売る男(百田尚樹)ーほろっとくるラストに注目

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読書

映画「永遠の0」が大ヒット中の百田尚樹氏ですが、書き下ろしでこんな小説も書いていたんです。
海賊と呼ばれた男もしかり、男気のある主人公が出てくるのが氏の小説の特徴ですが、本作にも男気のある主人公が出てきます。

編集者である主人公は、本を出版したいという人につけこみ、ジョイントプレス(費用を折半)という形で、出版を持ちかけます。実際は、出版にかかる費用はそれほどかからないのに、見積もりを高めに出し、出版するだけで儲かる仕組みを作っているのです。

出版したいという人に対してどのようにアプローチしていくかというのが、本作の流れなのですが、その後どうなったかまでには言及していません。それでいいのかもしれませんが、少しもの足らなさも感じます。

そしてラストは少しほろっと、というかわざわざほろっとさせるような流れにしている気もしますが、男気感じるラストとなっています。
軽い感じで読み進めて、半日もかからず読めてしまうので、気休めにオススメの作品ですね!

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